グアムの歴史
グアムを中心としたマリアナ諸島には、紀元前1000年から2000年の間にマレーシアやインドネシア、フィリピンからチャモロ人が移住してきたと考えられています。その後、グアムが歴史の舞台に登場するのはずっと後になってからで、1521年に探検家マゼランが世界一周旅行の途中でマリアナ諸島を発見し、1565年にはスペインが植民地として統治し始めました。1668年にはイエズス教会系の宣教師がグアムで布教活動を始め、それ以降キリスト教が広がり、キリスト教文化が定着するようになりました。
1898年にアメリカとの間で米西戦争が起こり、アメリカの勝利の結果、グアム島はアメリカ領となりました。その後、第1次世界大戦終戦後、ヴェルサイユ条約によりグアム以外の北マリアナ諸島は日本の委託統治領となり、当初は約4000人ほどの先住民であるチャモロ族が暮らすだけの島々でした。その後、第2次世界大戦の前には約4万5千人の日本人が移住して主に砂糖きび栽培など農産物の生産拠点となりました。
第2次世界大戦が起こってからは、日本軍がグアムを占領し、日米攻防の軍事拠点として大激戦地となりました。マリアナ諸島全体で4万人もの尊い命が犠牲になったと言われております。第2次世界大戦後、勝利した戦勝連合で結成した国連は、北マリアナ諸島をアメリカの信託統治領とし、それ以降アメリカの準州として現在に至っています。そのため、グアム島には現在も約2万3千人のアメリカ軍人とその家族が暮らしています。現在は、アメリカの極東地域の軍事拠点であるとともに、その温暖な気候と豊かな自然環境から、一大リゾートアイランドとして世界的にも有名な観光地になりました。
